令和7年の気

 新年が始まって1カ月近く経とうとしていますが、
今から10日後の2/3夜23時10分の立春から、令和7年の新しい「気」である「乙巳二黒土星」に入ります
 来年の2/3までを牽引する乙巳二黒土星には、どのような意味があるのでしょうか?
 天の気である乙、地の気である巳、人の気である二黒土星に分けて読み解いていきたいと思います。
 
●まず「乙(きのと)」は十干の一つで甲(きのえ)の次に出てきます。
 甲が木だとすると、乙は草花や草木にあたります
 令和6年は甲で十干のスタートにあたり、
冬の寒さから木の芽を守っていた皮が、春の陽気ともに破れるものの、まだ陰気が強く残っていてすくすくと伸びることはできないという段階でした。

 今年の2/3からは乙になり、外界の抵抗などの困難があっても、紆余曲折しながら伸びていくことになります。
 やさしくひ弱に見えても、したたかなところがあって、曲がりくねりながら進んでいくのです。
 世の中には改革の気が満ちてきているけれど、抵抗勢力がまだ残っていて、進み方は紆余曲折するでしょう。
 新しい動きに対して次々に壁が立ちはだかるなどして、発達や全身を妨げられます。
 あらゆることが一筋縄ではいかず、右往左往しそうですが、
因習や馴れ合いを打ち破って、問題解決に向けて邁進していくしかない年です


●次に「巳(み)」は十二支の一つで初夏の火にあたり、華やかさを求めて思いきった行動をすることがあります。
 こちらは植物が最大限成長した状態をも示し、
潜伏してきた諸々の問題や課題が出てきたり、これまで目立たなかった人が表面に出てきて活躍したりすることが増えそうです
 が、厄介者も暗躍する年となり、
物事がいったん終結した後にまた新たに出発するような、再生と変化を繰り返していく流れが生まれてくるでしょう🌀
 従来の因習的な事柄が終わりを告げていく可能性がありますので、
新しい時代のあるべき姿やあり方をよく考えて、未来へ向けた創造をめざして動きだすとき
と言えそう。
 巳は弁財天のシンボルでもありますから、美や才能の開花をめざして、学びたいことを始めるのもよさそう
 次世代へ向けて、未来の種を育むことが求められます。

木の性質である乙と、火の性質である巳は「木生火」の関係で相生しています。
 成長しきって頂点の手前で静止した状態から、一気に変化を起こす流れが出てくるかもしれません。
 再生や変化を繰り返しながら、柔軟に発展していくことになるので、
しなやかな発想や対処が重要です

 変化の急激さゆえに足元を見失い、踏み外してしまう恐れもありますが、
ここで大切なのが人の気である「二黒土星」の働きです。

「二黒土星(じこくどせい)」は九星の一つで、努力を重ねて物事を安定させていく働きがあります。
 安定感や信頼性が重視され、勤勉さと向上心によってコツコツと動いていくことがポイントの年となります
 これまでの努力や準備してきたことが、それによって実を結びはじめるでしょう。
 二黒土星は母なる大地を示しますので、
国土と国民生活の防衛、産業基盤を整えて労働問題を解決していく流れが強まるでしょう。
 物価高や経済格差が広がるなど経済問題が大きくなり、
辛抱強く耐えながら、少しずつよい方向をめざしていくことになりそう。
 女性の言動は重要で、家庭での母や妻としての役割と仕事での役割をうまく回すことへのチャレンジが、引きつづき注目されます
 農業や食糧の確保、リサイクル、教育、介護なども注目されるジャンルとなるでしょう。

★個人的には、以下のような項目が開運ポイントです
・家族や友人、職場仲間など身近な人たちとのコミュニケーションを大切にする。
・自分が目立つことよりも、人やものを引き立てるサポーターとしての役割を重視する。
・日々の暮らしを当たり前に維持していくことの幸せを悟り、
大それた野心よりも、まずはコツコツと個人の小さな幸せを積み重ねていくこと。
 それによって大きなことも動き、世の中全体がよくなっていくはずです。


 新しい気の要点を押さえて、発展的な一年にしていきましょう

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