12/15は双子座の満月
15日の18時1分、射手座太陽と双子座月がそれぞれ23.52度にて真反対に来ます
日本の満月図では、健康や労働の6ハウスに射手座太陽、逆側の12ハウスに双子座月があって拮抗。
両星は魚座末MCや魚座海王星とともにTスクエアを形成していまして
海王星がMCのルーラーであることから、政府の掲げた理想(具体的には年収103万円の壁問題など?)に対して、労働の現場と国民の潜在意識の間で強い葛藤があることを示しているのが一つ。
[しかし、太陽と議会の11ハウスの牡牛座天王星はインコンジャンクトで、103万円をどこまで引き上げるかなどに対しては、国会での調整が必要です]
他には、このところインフルエンザと肺炎、新型コロナが同時流行する恐れ(トリプルデミック)が強まっており、感染症ドミノが警戒されているとのことで、
双子座は呼吸器、海王星はウィルスを示すことから、そのような恐れが表示されているものと感じました
9ハウス魚座土星と12ハウス双子座木星もスクエアになっていますので、
外国の方が多く来日されていることで経済が潤う一方(外国経済の8ハウス水瓶座金星と木星はトライン)、感染症の恐れは強まっていることが示されていそうです
他方では1ハウス末(=2ハウス)獅子座火星と5ハウス射手座水星、10ハウス牡羊座ドラゴンヘッドがグランドトラインを作っており、
伝統的酒造りが無形文化遺産に登録されたことによる盛りあがりや、世界的和食ブームとのコラボを暗示しているように感じます🍸
火星は相手国の7ハウスにある水瓶座冥王星、8ハウス金星とオポで、日本経済へのエネルギッシュな影響を予感させるとともに、
冥王星は前述のグラトラとともにカイトを形成してもいて、政府が打ちだしている経済振興策が相手国との間で緊張関係になりながらも(日本製鉄によるUSスチール買収に対して、トランプ氏が猛反対していることなど)、それなりの成果を上げていきそうな印象です
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今回の満月の度数である双子座23度のサビアンシンボルは、で、
「木の高所にある巣のなかの3羽の雛」
本来の自分を取り戻した後に、より高次の精神の統合に向かう度数になっています
聖なる三位一体を思わせる3羽の雛は、高いところで守られて精神的豊かさを獲得し、
文化や伝統の支援を受けて、創造的なパワーを発展させていきます。
そのようにして人は、多くの情報にまみれながらも自分の価値観を堅持し、
徐々に統合的な人格を成長させていくことができるのです
●対する太陽の度数である射手座23度は「入国要件を満たした移民の集団が、新しい国へ入る」で、
自分が求める新しい環境や生き方に踏み込み、これまでとは異質な環境に適合していくこと、新天地で生活し成長していくことへの可能性を示した度数になっています👣
新しい場所に順応することによって自分を刷新していくという構造であり、
双子座23度が自分を創造的に統合していくことによって周囲と新たに関わっていくのとは、共通性を持ちながらも相反しています。
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続く双子座24度が今回の満月に対応していますが、で、
「凍った村の池でスケートをする子供たち」
人格の発達と環境に対する超越的アプローチのために、抑制的な状況を利用することを示した度数です
暗くて寒い冬という逆境的な自然環境を逆手にとって、
その制限を自分の力や技術を発展させるために使うこと
池が凍って固まってしまった状況だからこそ、スケートを楽しむことができるわけで、
子供は拘束的な状況を使ってリズミックな自由を実現することを学んでいます
そのようにして彼は、楽しみを得て自ら動くための超越的能力を示すことになるでしょう。
●対する射手座24度は「コテージの門にとまっている青い鳥」で、
自らの真実に留まりつづける人たちが、社会環境に適合しようとする努力の一々に対して報酬を受けることの啓示になっています
青い鳥が幸福の象徴であるのは有名ですが、それとともにスピリチュアルに入れ込んでいる心を示してもいそうとのこと。
コテージは通常はコミュニティーの一部であり、住人はそこでの生活によく適応しているとともに、やや個人主義的なところのある連帯の仕方にも慣れているというような含みがあります🏠
青い鳥はさらなる外界を見据えて開かれた展望を持とうと、門にとまっているのであって、
閉鎖的で限定された状況である「家」の否定的な要素を、外へ向かうまなざしを持つことによって突破し、開かれた意識で幸運を勝ちとっていこうとしている…
というわけで、双子座24度の逆境の転換にも共通したところがあります。
12月も後半に入ろうとしている満月のタイミングで、
射手座23度のシンボルにもあるように、新しい年を見据えて刷新感のある状況にすでに踏み込んでいると言えそうです。
そこには、ネガティブに見えることもあるかもしれませんが、
そのことで落ち込んでしまうのではなく、マイナス要因と思えることをうまく転換して、ポジティブな状況へと変えていくことが大切
外の世界や新しい可能性に開かれたヴィジョンを持って、ネガティブな側面を利用していくことによってこそ発展していけるでしょう。
逆境を乗り越えることによって成就や達成を見込める満月になりそうです
この満月は2週間余をかけて、31日朝の新月まで収縮していきます。
大晦日にすでに始まっていそうな、新年に向けての決意が感じられる新月になる見込み。
満月タイムを過ぎたら、今年の垢を極力落としていくように心がけましょう。
それでは、よい満月をお迎えください
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