一昨日、逆行冥王星が山羊座末に戻って…(＋来年以降の大きな星の動き)

　5/3に水瓶座2.6度から逆行を始めた冥王星ですが、
4カ月ほど経った一昨日9/2の午前5時36分、再び山羊座末に戻りました…♑♒
　昨年の3月下旬に水瓶座に達した冥王星は、その際は2カ月半ほどで山羊座末に逆戻りし、やり残してきた現実社会のシステム面の変容や物質面の整備を続けてきたのですけれど、
今年1月下旬に二度目の水瓶座入りを果たし、9月初めまで社会のあり方を未来志向的に変革していこうとする意志を強めてきました。
　水瓶座に再び踏み込んだばかりの1月下旬には、牡牛座木星とのスクエア的配置があって、
以前から確固として存在するもののあり方との間で、大きな衝突がありながらも止められない変革エネルギーだったわけですが、
そこから水瓶座2度まで進んできたところで、やはりもう少々見直しが必要というわけで、逆行によって戻ってきつつあったものと思われます。

　来月12日まで山羊座末を遡行したところで冥王星は順行に転じて、山羊座29.38度から度数を上げていく予定ですけれど、
3度目の正直で水瓶座入りするのは11/20朝。
　そこからはもう山羊座へ戻ることなく、2043年まで(!?)水瓶座冥王星として進んでいきます

　木星が双子座入りした5月下旬には、逆行中の水瓶座冥王星との間で風のトラインが成立し、
双子座がめざすコミュニケーションや情報・移動の促進に対して、未来志向の情報化社会への意識を上げていくことで、AIやEVなどがちらつく新しい社会のあり方が模索されてきたとも言えます。
　風のサインの木星－冥王星によって、これまで当たり前だったものに囚われずに、新しい方向へと変化していく潮流が大きくなったわけですけれど、
そこから3カ月余経って、未来志向への道を邁進する前に、もう一度現在の社会システムのあり方や構造的なもの、政治体制などの穴を埋めて整備しておいたほうがいいということで、
最後の山羊座末の修正を行っておこうということのように見えます

　前からお知らせしているように、12月初めまでは牡牛座末天王星、魚座末海王星との間で調和的な小三角ができています
　冥王星と天王星は6月末からトラインに入っていて、
これまでは未来志向の水瓶座初めの冥王星が、もののあり方や秩序を変革していこうとしてきた牡牛座天王星に、新しい風を吹き込み、
変容していく意識を送り込んできたわけです。
　そこで、牡牛座天王星はこれまでにないものを求めて、いっそう試行錯誤をしてきたと考えられますが、
ここで冥王星が山羊座末に戻ったことによって地のサイン同士のトラインとなって、
社会システムの変容や未来型のものの導入について、現実的観点でチェックしなおし、問題点を焙りだしていく最終段階に入ったという印象。
　両星に対してセクスタイル関係にある魚座海王星が、私たちの夢や理想を紡ぎだし、
それらを吸収しながら天冥が、物質秩序を根本的に変えていこうとしているところと考えられます

　個人レベルでの働き方としては、次のようになります。
　冥王星が山羊座末を逆行する10/12までの期間は、これまでの前例や常道に倣うことなく、それぞれの人の内側で変容のマグマが上がってくるときになるので、
恐れることなく自分のなかで見直すべきこと(対人関係や物質的な事柄など)を見つめておくといいでしょう
　10/12に順行に転じてからは、逆行の期間に意識から立ち上ってきたことをもとに、現状を変えていくためのアクションを起こしていける流れになります。
　その後、冥王星が山羊座末を進んでいく11/20までの間に、社会での自分の位置づけや物質的な側面においての現実的な調整を進めておけば、
11/20朝に冥王星が水瓶座入りしてからは、問題点を修正して整えられた新しい物的環境のなかで、
もう後戻りしない未来志向へのパワーを迸らせていけることになるでしょう

　来年に入って3月末に海王星が牡羊座入りし、7月上旬に天王星が双子座入りすると、
水瓶座冥王星に対して牡羊座海王星と双子座天王星の小三角が成立し、
この流れは2029年あたりまで続きます
　風のサインが促進する情報化社会が、牡羊座海王星の未知のものをめざしていく精神によって強化されることでしょう。
　その前に、来年から再来年にかけては海王星と土星の合が生じますので、
新しいサイクルに踏みだしていく際の心の重さや抑圧的気分に見舞われることもあるかもしれませんけれど、
水瓶座冥王星と双子座天王星の風のトラインは、もう後戻りせずに未来志向の変かを押し進めていくことでしょう。

　以上、冥王星の動きに絡んで、
今後の重要な星の動向と来年以降促進するであろう変化について考えてみました

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