世界経済の動向を左右する双子座木星―魚座土星スクエアの影響と、それに絡むミュータブルの星たちの逡巡

　双子座木星と魚座土星は、先月24日からオーブ6度以内のスクエアに入りましたが、
こちらは9/24まで続くほか、11/19―来年1/31まで再び生じることになるアスペクトです
　情報や通信、コミュニケーションなどをどんどん大きくしていきそうな双子座木星に対して、
現実の重さによって精神的あやふやさや抑うつ感に見舞われそうな魚座土星のエネルギーが拮抗し、
財の損失や不動産に関するネガティブ感が大きくなりうる可能性が…✒💴
　日本では7月末に日銀による追加利上げが発表されましたが、ほぼ同じタイミングでアメリカやヨーロッパでは利下げの動きが明らかとなりました。
　アメリカの今後の景気不安もあって日本のみならず世界で株価が急落し、急速に円高ドル安の流れが巻き起こりました
　世界規模で投資家たちや企業が情報の速い動きに右往左往し、
先行き不透明ゆえの損失も、今後半年ほどの間に増えていくものと考えられます。
　日本の個人レベルでは、今後の利上げの方向性によって住宅ローンが増える見込みとなったわけで、
それに関しては急激に変わるものではないとのことですけれど、それでもさっそく低金利のうちに住まいを買う決断に踏み切る方も出ているように報じられています。

　というわけで木星－土星スクエアは、投資や不動産の購入などに関して今後様々な迷いや損失を生じさせることになるアスペクトだと思われますが、
11月のアメリカ大統領選の行方やロシア―ウクライナ間の戦闘、さらに深刻化しつつある中東情勢などによっても、世界経済の動向が急激に変わる要因が複雑に入り混じっているように感じます
　来年1月末までの間にそのようなことを注視していかなければなりませんけれど、
今月から来月にかけては、この木星－土星スクエアに対していくつものミュータブルの星たちが絡んでくることになるので、まずは注意してかかったほうがよさそうです。
　第一に、来月5日まで双子座を通過中の火星ですが、27日まで木星と合、25日までは土星とスクエアになるので、
木星－土星スクエアに加えて、火星・木星合の過剰な情報や浪費、さらには火星－土星スクエアのストレスフルなエネルギー(アクセル+ブレーキ)が同時に働くことになってしまいます。
　さらに5日に乙女座入りした金星も、12―9/2には火星と、14―25日には木星とスクエアになり、15―24日には土星とオポジションになる予定で、
結果として金星－火星による恋の衝動、金星－木星による好きなものへの出費の増加、そして金星－土星による愛や財に対する忍耐や抑圧が生じてくることに…。

　その上金星は24―9/3には魚座末海王星とのオポ、25―9/13には火星が海王星とスクエアに陥って、
木星－土星スクエアを抜けた後に精神的あやふやさが増したり、動揺が大きくなっていくことが想像されます。
　金星－海王星は恋に幻惑されやすく、幻想を相手に被せて思い込んでしまうことや、
また金銭や財に関してのあやふやな姿勢、詐欺に遭いやすいことなどを示しています。
　火星－海王星は衝動的な神経の熱狂による危難を示し、刃物や銃による事件・事故、火難、爆発、海の事故などが起きやすくなります。
　
　今月はそんな感じで過ぎていきますが、
9月には乙女座太陽が度数を増し、水星も9－26日に乙女座を通過するわけで、
そのあたりまで木星－土星スクエアや魚座末海王星とのミュータブルの葛藤が形を変えながら続くことになりそう。
　ミュータブルのエネルギーは周囲に影響されて方針を変えていくので、頑固さはないのですが、
多くの情報や選択肢が出てくることになり、その間で一つに決められず、グズグズと迷いつつけることになりがち。
　木星－土星スクエアによる財の損失、金星－火星による恋愛絡み、そして火星－土星、火星－海王星による危難の可能性を頭の片隅に置きつつ、
8－9月を進んでいくようにしてください。
　海王星が絡んでくると、投資詐欺や恋愛詐欺などの恐れも高まります。
　思う存分迷う時間も意味があるのかもしれませんが、
いずれはどこかで決していく必要があるということを認識して、ミュータブル過多の状況をやりこなしていきましょう。

　以上、双子座木星－魚座土星スクエアに絡むミュータブルの葛藤について、考えてみました

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